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最新記事【2006年07月23日】

トレード・スタイルを大別すると「時間軸」と「ポジション量」によって、以下の4つに分けられます。

スキャルピング
デイトレード
スウィングトレード
スワップトレード(ポジショントレード)

日中も含めて相場と向き合えるデイトレーダーなのか、たまにレートチェックするぐらいの超長期型トレーダーなのか、自分の生活サイクルに合ったトレード・スタイルを身に付けることは、生き残り、資産を増やすために非常に重要な点です。

もちろん、それぞれのトレード・スタイルを併用することも可能ですから、ご自分にあったトレード・スタイルを確立することが、勝つための前提条件になります。

スキャルピングとは、短い時には数秒、長くとも数十分のあいだで、少ないPIPS幅(利幅)を狙ってトレードする手法です。少ないPIPSを狙うため、ポジション量、レバレッジは高くする必要があります。

経済指標の発表時など、相場が短時間で大きく動く時を狙ってエントリーし、短い時間でエギジットする。
スキャルピングのメリットとしては、勝つにせよ負けるにせよ、短時間で全てを済ませられる点です。エギジットした後は、「どうなろーが知ったこっちゃない」と、その時々で割り切りができます。

逆に、スキャルピングのデメリットとしては、高レバレッジでトレードするため、思惑とは逆方向に動いた時には、短時間で大きな損をする点です(当たり前なんですが、、)

そこで、スキャルピングをして逆方向に行った時に損切りができないと、強制ロスカット→市場から撤退と相成ります。

曲がってしまった時には、潔く、武士の気持ちで誤りを認め、損切ることがスキャルピングをする際には、非常に肝要です。

デイトレードとは、1日24時間のなかでエントリーとエギジットをするトレードのことを言います。特に、NYオープンからクローズまでにポジションを取って、決済することをイントラ・デイトレードと言います。

相対的な説明になってしまうのですが、デイトレードは1日に数回-数十回トレードするケースが多いので、ポジション量はスキャルピングよりも短めで、時間は長めという感じになります。(例えば、東京市場で買って、LDNやNY市場で売るとか)

デイトレードのメリットとしては、比較的短時間でトレードを終了できる点と、一度
相場が勢いづいた時には、1日という短い期間で大きな利益を出すことも可能という点です。

逆に、デイトレードのデメリットとしては、物理的な体力が非常に必要ということ。1日でも相場が反転することなんてザラにありますから、利食い、損切りのタイミングを逃さないよう、相場に張り付いている必要があります。

特に、外為市場の場合、株式市場と違って24時間オープンしているので、デイトレードをすると休める時間が非常に少ないです。(安心して、ゆっくりご飯も食べられない時も往々にしてあります)

勿論、レバレッジも大きいため、逆方向に動いた際のコンティンジェンシープランを用意しておくこともデイトレードには必須です。

スウィングトレードの期間としては、数日、1-数週間、数ヶ月と結構、時間軸の幅は広いトレード手法です。これも相対的な説明になりますが、レバレッジはデイトレードよりもかなり低めで、スワップを受け取りながら、為替差益というキャピタルゲインも狙うやり方です。

含み損を抱える期間はスワップを受け取りながら耐え抜き、為替差益が乗ってきた時に決済するというのが、一般的なスウィングトレードのエントリーとエギジットの仕方です。

底で買った、と思っても、思惑とは反対の方向に行くのが世の常で、スウィングトレードをする際には、含み損を抱えても大丈夫なポジション量で利益を狙う必要があります。

メリットとしては、本業があって相場に張り付いていられない方とかには、スウィングトレードは非常に合っています。少ない手間で、比較的大きな投資効率を狙うことも可能になります。

逆に、スウィングトレードのデメリットとしては、資金効率が悪くなるという点です。限りある原資を回転よく回していくことが投資の利回りを上げていくことに繋がるのですが、スウィングトレードだと、少ない原資で始めるとあまり投資の効果をなさない場合もあります。
(もちろん、資金量(原資)が大きい方にとっては、比較的小さい資金効率でも十分な利益を生み出せます)

加えて、スウィングトレードをしていたとしても、相場が逆方向に進んだ場合には、損切りをする必要が出てくる可能性は十分にあります。

スワップトレードはポジショントレードとも呼ばれ、スウィングよりも投資期間を長くしたもので、エントリーからエギジットまでの期間が数ヶ月から1年以上にまたがるものです。

スワップトレードは、NZドル、AUD、南アフリカランドなど、高金利通貨に対して、非常に低いレバレッジで、為替差損でキャピタルゲインを狙うのではなく、スワップ益を狙う手法です。
どんなに含み損を抱えていても、絶対に損切りはしない、というやり方がスワップトレードです。

スワップトレードのメリットとしては、ほとんどレートを気にする必要なく、資産運用ができる点です。

逆に、スワップトレードのデメリットとしては、スウィングよりも資金効率が落ち、外貨預金と同レベルになる可能性があるという点です。

また、数年以上に渡って含み損を抱え、いつまでたってもエギジットできないという可能性もあるので、スワップトレードをする際には、必ず余裕資金で、且つ非常に低いレバレッジ(1-2倍程度とか)で実施する必要があります。

それぞれのトレード・スタイルごとに、どれが良くてどれが悪いということはなく、勝つためには自分に合った手法を見つけ、自分のルールを守りつつ、正しく投資するということが必要です。

スウィングスワップで資金効率が悪いと書きましたが、決してこれらの手法の方が儲からないということを言っているのではありません。
スキャルピングデイトレードで一気に大負けしてしまえば、利益は上げられない訳です。

どれが自分にあったトレードスタイルかを選択する際も、自分の生活サイクルと共に、手持ちの資金量とリスク許容量(失っても問題のない額)が、どのくらいなのかを冷静に判断してからでないと、相場に入ってはいけないのです。

始めは誰しも試行錯誤をして、失敗を繰り返しながら成長するものだと割り切り、絶対に市場から撤退させられないように、先ずは問題のない小規模な資金とポジション量で、自分に合ったトレードスタイルを検証してみてください。

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