東京外為市場
【夏時間の時:東京時間の午前8時〜午後14時ぐらいまで】
【冬時間の時:東京時間の午前9時〜午後15時ぐらいまで】
後に出てくるニューヨーク外為市場のほとんどの市場参加者が仮需(投機筋)であるのに比べ、東京外為市場のメインの市場参加者は実需(国内の輸入や輸出業者)になります。
輸入業者は米国などからドル建てで輸入した製品や部品などの決済をするために「ドルを買い」、輸出業者は米国などに輸出して得た自動車などの売上を円に変えるために「ドルを売る」。基本はこの実需の動きが東京外為市場の値動きを決めます。
東京外為市場の特徴として、中値が決定される午前10時を真ん中に、だいたい午前7-8時ぐらいから午前10-11時までは値動きがありますが、その後はシーンとしてしまうのが一般的です。
東京時間の午後12時から2時ぐらいまでは、特に市場を動かす要因がなければ、取引量も少なく閑散としている状態が続き、値動きもさほどありません。
概して、東京外為市場では実需が中心なので、ロンドン外為市場やニューヨーク外為市場と比べると値動きが非常に乏しいといえます。
一昔前までは東京外為市場でも結構動きがあったようですが、金融市場としての東京市場の価値がだんだん下がってきていることとなってしまうのでしょうね。