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最新記事【2006年08月06日】

重要度:A

雇用統計は、月に一度、月初第一週の金曜日に発表されます。この米雇用統計は外為市場に非常に注目される重要な指標で、特に「非農業部門雇用者数」と「失業率」に焦点が集まります。

2007年2月2日の米国雇用統計

失業者を労働人口で割った「失業率」も重要ではあるのですが、農業以外の部門に属する事業者の給与支払い帳簿を基に集計された「非農業部門雇用者数」の方が外為市場参加者の注目を集めます。

これは「失業率」の方が景気に遅行するため、「非農業部門雇用者数」の方が信頼できるとされているためです。

雇用統計(特に非農業部門雇用者数)は、月に一回の「祭り」と言われているように、外資系の外為取引業者が「雇用統計時には、レートが飛んでしまい、約定できないことがあります」という注意の御触れを出すぐらい、大きく動く場合が多いビッグイベントです。

米雇用統計では、「非農業部門雇用者数」「失業率」の他にも、「製造業就業者数」「小売業就業者数」「週労働時間」「賃金インフレの状態を示す平均時給」など10数項目が発表されます。

サーバーがダウンしてしまう外為取引業者も多いので、雇用統計発表字に短期売買を狙うには強いサーバーを持つ外為どっとコムやひまわり証券の口座で参戦した方が「買いたいのに、買えない」といったことが避けられます。


##その他の外為経済指標一覧
重要度Aの外為経済指標
雇用統計/非農業部門雇用者数
雇用統計/失業率
消費者物価指数:CPI(Consumer Price Index)
生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
小売売上高
ISM:製造業景気指数(Institute for Supply Management)
鉱工業生産指数
GDP
中古住宅販売件数
新築住宅販売件数
貿易収支
対米証券投資

重要度Bの外為経済指標
シカゴ購買部協会景気指数
ニューヨーク連銀製造業景気指数
フィラデルフィア連銀製造業景気指数
耐久財受注
ISM:非製造業景気指数
個人所得・個人支出
ミシガン大消費者信頼感指数
住宅着工件数
住宅建設許可件数

重要度Cの外為経済指標
新規失業保険申請件数
製造業受注
設備稼働率
企業在庫/卸売在庫
消費者信頼感指数

重要度:A

消費者物価指数は、毎月15日前後に米労働省統計局から発表されます。

消費者物価指数とは、都市部の消費者がモノやサービスに支払ったお金の平均的な価格変化を算出した指数であり、インフレの度合いを測る重要な指標です。

消費者物価指数の全体を現す「総合指数」も注目されますが、価格変動の大きい食品とエネルギーを除いた「コア指数」の方が注目されます。

FRB(米連邦準備理事会)やFOMC(米連邦公開市場委員会)は、インフレを抑制することが重要なミッションの一つですから、金利政策など、今後の金融政策を予測する上で、米消費者物価指数は非常に重要な指数と言えます。

インフレの度合いを測る指標として、米消費者物価指数:CPIの他にも、生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)もありますが、米消費者物価指数:CPIの方が外為市場から注目されます。

発表の時期としては、生産者物価指数:PPIが発表された後に、米消費者物価指数:CPIが発表されます。

##その他の外為経済指標一覧
重要度Aの外為経済指標
雇用統計/非農業部門雇用者数
雇用統計/失業率
消費者物価指数:CPI(Consumer Price Index)
生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
小売売上高
ISM:製造業景気指数(Institute for Supply Management)
鉱工業生産指数
GDP
中古住宅販売件数
新築住宅販売件数
貿易収支
対米証券投資

重要度Bの外為経済指標
シカゴ購買部協会景気指数
ニューヨーク連銀製造業景気指数
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個人所得・個人支出
ミシガン大消費者信頼感指数
住宅着工件数
住宅建設許可件数

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新規失業保険申請件数
製造業受注
設備稼働率
企業在庫/卸売在庫
消費者信頼感指数

重要度:A

生産者物価指数:PPIは、毎月15日前後に米消費者物価指数:CPIに先立って発表されます。

生産者物価指数:PPIとは、米国国内販売業者の販売価格を約1万品目を調査したもので、インフレの度合いを測る指標として注目される指標です。

米消費者物価指数:CPIと同様に、変動の大きい食品・エネルギーを除いたコア指数が特に注目されます。

詳しく言うと、生産者物価指数:PPIは完成品、中間財、原材料に分かれていますが、通常生産者物価指数:PPIとは、完成品:PPIを指します。

##その他の外為経済指標一覧
重要度Aの外為経済指標
雇用統計/非農業部門雇用者数
雇用統計/失業率
消費者物価指数:CPI(Consumer Price Index)
生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
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ISM:製造業景気指数(Institute for Supply Management)
鉱工業生産指数
GDP
中古住宅販売件数
新築住宅販売件数
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重要度Bの外為経済指標
シカゴ購買部協会景気指数
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個人所得・個人支出
ミシガン大消費者信頼感指数
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住宅建設許可件数

重要度Cの外為経済指標
新規失業保険申請件数
製造業受注
設備稼働率
企業在庫/卸売在庫
消費者信頼感指数

ADP雇用統計とは、米国の給与計算アウトソーシング会社であるADP(Automatic Data Processing:オートマティック・データ・プロセッシング社)が発表する民間発表の雇用調査レポートです。

ADP雇用統計は、2006年5月から開始された比較的新しい経済指標ですが、月に1回のお祭りである「雇用統計」の先行指標として注目されています。

この理由としては、ADP雇用統計の集計方法が米国労働省発表の雇用統計と非常に近い方法を採用しており、雇用統計の2日前に発表される新鮮なデータであるためです。
(ADP社は、全米約50万社、約2400万人の給与計算業務を代行しており、ADP雇用統計のサンプル数も非常に多い)

このADPによって集められたデータを基に、元FRB理事であるマイヤー氏が設立した経済予測会社Macroeconomic Adivisers, LLC(マクロエコノミック・アドバイザーズ)社が雇用統計の非農業雇用者数などの数値を予測して、ADP雇用統計として発表されます。

前述の通り、ADP雇用統計は開始されたばかりの指標なので、「雇用統計の先行指標」と言われていても、必ずしも雇用統計の「数字」との相関性が高いとは言えないのが現状です。
(つまり、ADP雇用統計が発表した非農業雇用者数と、実際の雇用統計の非農業雇用者数との数は乖離がある場合が多いということです)

しかしながら、雇用統計との数値が乖離していても、雇用統計の事前予想数値と比べて、実際の雇用統計の数値が上回るのか、下回るのか、といった方向性を探る指標としては、有益な指標となってきています。
(つまり、雇用統計の事前予想数値よりも、ADP雇用統計の発表値が低かった場合、実際の雇用統計の結果も事前予想よりを下回る場合が多くなってきている。←勿論、この限りではありませんので、ご注意ください。)

このように依然として、雇用統計の先行指標として「非常に」相関性が高い、とまでは言い切れませんが、結果の方向性を探る上ではADP雇用統計も是非チェックしておきたい指標であると言えます。

重要度:A

小売売上高は、米国商務省から毎月第2週に前月の統計が発表されます。米国の約60%を占める個人消費の動向を把握するために注目されます。

個人消費が米経済に与える影響は非常に大きいため、今後の米国の景気を予想する上で小売売上高は重要な指標です。

小売売上高は百貨店や総合スーパーの売上のサンプル調査を基にして発表され、米国内で”モノ”として販売された小売業の売上が推計され、大きく分けると耐久財と非耐久財に分かれています。

内訳を見ると、価格の高い自動車の占める割合が多いですが、個人消費が米国経済を左右するため、小売売上高の数値を見ることによって、個人消費のトレンドを把握することは重要です。

変動の大きい自動車を除いた「自動車を除く小売売上高」が重視される場合も多々あります。


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重要度Aの外為経済指標
雇用統計/非農業部門雇用者数
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消費者物価指数:CPI(Consumer Price Index)
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消費者信頼感指数

重要度:A

ISM(供給管理協会)という機関は、「製造業」と「非製造業」の景況指数をそれぞれ月初めの第1営業日と第3営業日に発表しています。

日銀短観のように、企業からのアンケート集計した結果で、指数が50%を上回る数字だと景気拡大、下回ると景気後退を示唆すると言われています。(つまり、50%が「景気変わらず」ということです)

このISM製造業景気指数は、月初に発表されることもあり、企業の景況感をいち早く捉えることができ、景気転換の先行指標として注目が集まります。

米連邦準備理事会(FRB)は、ISM製造業景気指数が50%を下回っている時(企業の感覚として、景気後退局面に入っている時)に、景気減速に作用する利上げを実施したことはありません。

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鉱工業生産指数
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重要度:A

鉱工業生産指数は毎月14−17日に発表され、鉱業または製造業に属する鉱工業企業の生産活動状況を指数化したものです。

GDPの発表が四半期毎ですが、鉱工業生産指数は毎月発表されるので、景気実態を把握する上で速報性が高いとされています。

米国において、鉱工業部門がGDPに占める割合は20%程度であるものの、経済全体にぼす影響も大きいことから、ファンダメンタルズを分析上で鉱工業生産指数は重要な指標です。

また、景気の好転や悪化の始まりは、鉱工業部門から始まるとも言われているので、鉱工業生産指数は注目されます。

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雇用統計/非農業部門雇用者数
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生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
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鉱工業生産指数
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重要度:A

GDP(国内総生産)とは、一定期間内(四半期または1年)に国内全体で新たに生産された財やサービスの付加価値額を合計したものです。

国内全体の生産活動を把握する経済指標で、実質GDPの伸び率で経済が好転しているか、悪化しているかを判断することができます。

米国GDPは商務省から四半期ごとに、速報値、改定値、確定値の3回に分けて発表されます。

発表の時期としては、以下のようになっています。
・第1四半期(1-3月分) ・・・速報値:4月、改定値:5月、確定値:6月
・第2四半期(4-6月分) ・・・速報値:7月、改定値:8月、確定値:9月
・第3四半期(7-9月分) ・・・速報値:10月、改定値:11月、確定値:12月
・第4四半期(10-12月分)・・・速報値:1月、改定値:2月、確定値:3月

経済指標のなかでも、非常に注目度が高く、外為市場もGDPの結果いかんによって、大きく動きます。

GDPの発表される主要な項目としては、
・実質GDP
・名目GDP
・個人消費
・設備投資
・住宅投資
・政府支出
などが発表されますが、実質GDPや個人消費に注目が集まります。

速報値、改定値、確定値のなかでは、速報値が最も重要です。というのも、前四半期の生産活動をいち早く知ることができるためです。(つまり、改定値や確定値は情報として、鮮度が薄くなってしまうため、注目度も低くなるということです)

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中古住宅販売件数は、米商務省から毎月25日に発表されます。

中古住宅販売件数とは、当月に所有権の移転が完了した中古住宅の販売件数であり、新築住宅販売件数と同じように、景気動向に対して先行性が高いといわれています。

加えて、これも新築住宅販売と同様に、季節や天候の影響も受けやすく、予想とは違った結果が出ることもしばしばあるため、サプライズが発生して、マーケットが動くこともあります。

但し、中古住宅販売件数よりも、新築住宅販売件数の方が景気動向の先行性が高いといわれます。

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重要度:A

新築住宅販売件数は、毎月24日から月末に米商務省から発表され、前月の28日から当月4日までに販売された新築住宅件数です。

景気動向に対して最も先行性が高いと言われている指標の一つであり、中古住宅販売と共に、外為市場から注目されています。

新築住宅販売件数は、金融政策が変更されようとしているときには、特に重要視される指標です。

また、景気動向の先行性を持っており、予想外の数値になることもしばしばあるので、注意が必要です。

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雇用統計/失業率
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生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
小売売上高
ISM:製造業景気指数(Institute for Supply Management)
鉱工業生産指数
GDP
中古住宅販売件数
新築住宅販売件数
貿易収支
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シカゴ購買部協会景気指数
ニューヨーク連銀製造業景気指数
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