2.売買コスト:スプレッド+手数料
日々の外為トレードのなかで、最も気になるのが売買コストです。「外為取引のコスト1:スプレッド」と「外為取引のコスト2:手数料」にも書きましたが、外為取引業者を選ぶ際には、外為取引の売買コスト=「スプレッド+手数料」がいくらになるのかをチェックしなければなりません。
外為取引業者が「手数料無料!」を謳っていたとしても、結局スプレッドによって手数料を取られているのと同じなので、必ず「スプレッド+手数料」の金額を確認してください。
むしろ、手数料は確定申告の際に(外為取引で年間20万円以上儲けた際には、確定申告で税金を払う必要があります)、経費として認められますので、一概に手数料無料ならば良いという訳でもありません。
※ただし、これは年間20万円以上儲けた場合ということで、儲からなければ手数料分だけ持っていかれることには変わりは無いので、何れにせよ「スプレッド+手数料」が安い外為取引業者で取引をするようにすべきです。
加えて、スプレッドに関しては、自分が頻繁に取引をする通貨ペアのBIDとASKがいくらなのかをきっちり把握してください。スプレッドの差は、外為取引業者のWebサイトに載っている場合もありますが、重要な外為経済指標の発表時など、外為市場の流動性が極端に薄い時にはスプレッドが広がったりするケースが多いので、この点にも注意してください。
(口座維持手数料は無料というところがほとんどなので、先ずは口座を開設してみて、実際の状況でスプレッドがどのようになるのかをご自分で確認してみてください)
手数料に関しても、通常「1万通貨単位あたりXXXX円」という手数料表示が多いですが、デイトレード割引(NYクローズまでの1日で売買が完結する取引)を実施している外為取引業者も多いので、片道だけでなく、往復のコストがいくらになるのかという点も注意してください。