新規失業保険申請件数
重要度:C
通常の経済指標は月に一回の発表が多いですが、この新規失業保険申請件数は、毎週木曜日:ニューヨークタイムの8:30に前週の件数が労働省・雇用統計局から発表されます。
新規に失業保険を申請する人が増えるということは、失業者が増えているということを指し示しており、新規失業保険申請件数が40万人を超えるかが雇用創出の分岐点とされています。(つまり、40万人を超えると、雇用状況がかなり悪くなる可能性が出てくるということです)
毎週発表されるという速報性から注目されると共に、米雇用統計の失業率を占う先行的な経済指標です。
毎週発表されるので、祝祭日やハリケーンや豪雪など天候の影響を受けやすいのも特徴の一つです。
新規失業保険申請件数は雇用関連の指標ですが、毎週発表という頻度の高さから、景気動向にも敏感に反応するため、景気の先行指数としての意味合いも持っています。
但し、米国では全ての労働者が失業保険に加入しているわけではないので、新規失業保険申請件数だけで、雇用状況を判断してしまうのは危険です。
##その他の外為経済指標一覧
重要度Aの外為経済指標
・雇用統計/非農業部門雇用者数
・雇用統計/失業率
・消費者物価指数:CPI(Consumer Price Index)
・生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
・小売売上高
・ISM:製造業景気指数(Institute for Supply Management)
・鉱工業生産指数
・GDP
・中古住宅販売件数
・新築住宅販売件数
・貿易収支
・対米証券投資
重要度Bの外為経済指標
・シカゴ購買部協会景気指数
・ニューヨーク連銀製造業景気指数
・フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・耐久財受注
・ISM:非製造業景気指数
・個人所得・個人支出
・ミシガン大消費者信頼感指数
・住宅着工件数
・住宅建設許可件数
重要度Cの外為経済指標
・新規失業保険申請件数
・製造業受注
・設備稼働率
・企業在庫/卸売在庫
・消費者信頼感指数