小売売上高
重要度:A
米小売売上高は、米国商務省から毎月第2週に前月の統計が発表されます。米国の約60%を占める個人消費の動向を把握するために注目されます。
個人消費が米経済に与える影響は非常に大きいため、今後の米国の景気を予想する上で小売売上高は重要な指標です。
小売売上高は百貨店や総合スーパーの売上のサンプル調査を基にして発表され、米国内で”モノ”として販売された小売業の売上が推計され、大きく分けると耐久財と非耐久財に分かれています。
内訳を見ると、価格の高い自動車の占める割合が多いですが、個人消費が米国経済を左右するため、小売売上高の数値を見ることによって、個人消費のトレンドを把握することは重要です。
変動の大きい自動車を除いた「自動車を除く小売売上高」が重視される場合も多々あります。
##その他の外為経済指標一覧
重要度Aの外為経済指標
・雇用統計/非農業部門雇用者数
・雇用統計/失業率
・消費者物価指数:CPI(Consumer Price Index)
・生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
・小売売上高
・ISM:製造業景気指数(Institute for Supply Management)
・鉱工業生産指数
・GDP
・中古住宅販売件数
・新築住宅販売件数
・貿易収支
・対米証券投資
重要度Bの外為経済指標
・シカゴ購買部協会景気指数
・ニューヨーク連銀製造業景気指数
・フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・耐久財受注
・ISM:非製造業景気指数
・個人所得・個人支出
・ミシガン大消費者信頼感指数
・住宅着工件数
・住宅建設許可件数
重要度Cの外為経済指標
・新規失業保険申請件数
・製造業受注
・設備稼働率
・企業在庫/卸売在庫
・消費者信頼感指数