雇用統計/非農業部門雇用者数、失業率
重要度:A
雇用統計は、月に一度、月初第一週の金曜日に発表されます。この米雇用統計は外為市場に非常に注目される重要な指標で、特に「非農業部門雇用者数」と「失業率」に焦点が集まります。
失業者を労働人口で割った「失業率」も重要ではあるのですが、農業以外の部門に属する事業者の給与支払い帳簿を基に集計された「非農業部門雇用者数」の方が外為市場参加者の注目を集めます。
これは「失業率」の方が景気に遅行するため、「非農業部門雇用者数」の方が信頼できるとされているためです。
雇用統計(特に非農業部門雇用者数)は、月に一回の「祭り」と言われているように、外資系の外為取引業者が「雇用統計時には、レートが飛んでしまい、約定できないことがあります」という注意の御触れを出すぐらい、大きく動く場合が多いビッグイベントです。
米雇用統計では、「非農業部門雇用者数」「失業率」の他にも、「製造業就業者数」「小売業就業者数」「週労働時間」「賃金インフレの状態を示す平均時給」など10数項目が発表されます。
サーバーがダウンしてしまう外為取引業者も多いので、雇用統計発表字に短期売買を狙うには強いサーバーを持つ外為どっとコムやひまわり証券の口座で参戦した方が「買いたいのに、買えない」といったことが避けられます。
##その他の外為経済指標一覧
重要度Aの外為経済指標
・雇用統計/非農業部門雇用者数
・雇用統計/失業率
・消費者物価指数:CPI(Consumer Price Index)
・生産者物価指数:PPI(Producer Price Index)
・小売売上高
・ISM:製造業景気指数(Institute for Supply Management)
・鉱工業生産指数
・GDP
・中古住宅販売件数
・新築住宅販売件数
・貿易収支
・対米証券投資
重要度Bの外為経済指標
・シカゴ購買部協会景気指数
・ニューヨーク連銀製造業景気指数
・フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・耐久財受注
・ISM:非製造業景気指数
・個人所得・個人支出
・ミシガン大消費者信頼感指数
・住宅着工件数
・住宅建設許可件数
重要度Cの外為経済指標
・新規失業保険申請件数
・製造業受注
・設備稼働率
・企業在庫/卸売在庫
・消費者信頼感指数