米国金融政策発表
米国の金融政策の発表は、外為相場に非常に大きな影響を及ぼします。
なかでもFOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利発表と議事録発表は、外為相場を大きく動かすことが多々あります。
FOMCでは、6週間ごとに年8回、火曜日に開催され、短期金利の指標であるFF(フェデラル・ファンド)金利を決定します。
このFOMCで金利が利上げされればドル買い、利下げされればドル売りの流れになることが多いです。
また、FOMCの政策金利が発表された3週間後に、FOMCの議事録が発表されます。このFOMCの議事録で、米国経済に弱気だったり、インフレ懸念が弱まったりすると、「今度は利下げするのではないか?」と外為市場が受け取り、ドル売りになる傾向があります。
加えて、ベージュブック(地区連銀経済報告)がFOMCが開催される2週間前の水曜日に発表されます。
FOMCでは、このベージュブックの内容を基に議論をするので、FOMCの結果を占うものとして、ベージュブックは大きな注目を集めます。ちなみに、ベージュブックというのは、この報告書の表紙がベージュ色であることから、このような名称が付いています。