外為は相対取引
外為市場には株式市場のように目に見える市場があるわけではありません。
外為を売りたい人と買いたい人が取引レートを提示して、双方が価格、数量などの条件に納得すれば取引が成立します。これを「相対(あいたい)取引」といいます。
極端な話、相手が納得すれば、どんな価格で売っても買っても構わないわけです。
便宜上、東京外為市場、ロンドン外為市場、ニューヨーク外為市場などと呼ばれていますが、別に物理的な東証のような取引所が存在しているわけではなく、実需、仮需を含めた外為市場参加者が多い時間帯、つまり、日中の時間帯の場所を、XXXXX外為市場と呼ぶことになっています。
(投機家、投資家でも人間なので、ご飯食べたり、寝たり、家族と過ごしたりしますから、24時間外為相場と戦う訳にはいかんわけです、、)
このため、外為取引には厳密な市場オープンの時間があるわけではなく、大口の外為取引を実行できる銀行間取引がされている、月曜の午前6時ぐらいから金曜の午前6時ぐらいまでが取引できる時間帯になります。
(もちろん土日でも外為取引は可能ですが、市場参加者が少なく、相対取引が成立しない場合が多いので、現実的には殆ど取引することはできません)