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アノマリー

アノマリーとは、「合理的な説明は出来ないが、経験則的によく当たる外為市場の動き方」を言います。(同じ時期になると、何故だか分からないけど、同じような動き方をするということです)

より正確に説明するならば、アノマリー(anomaly)を直訳すると「例外、異常」という意味になります。

つまり、一般的に、外為市場などの相場は基本的には金融政策や需給バランスといった経済的合理性に基づいて形成されると言われていますが、その経済的合理性(言い換えれば、現状の経済理論)では、説明のつかない相場の動き方を「アノマリー現象」と言ったりします。

外為相場における有名なアノマリーとしては、「7月の米ドル高、8月のドル安」が挙げられます。

確かに、過去10年とかを見てみると、このアノマリー通りになっている年が多いです。(2006年はアノマリー通りではありませんでしたが)

論理的に説明をするならば、「7月は本邦のボーナス時期の後であるため、ドル買いが活発になる。8月は外債などの円償還(外貨→円に戻す動き)に伴うレパトリが15日以降散発的に実施されるので、ドル安に傾きやすい」などと言われたりもしますが、きちんとした論拠のある説明はありません。

アノマリーといっても、100%確実に当たるという訳ではないので、盲信することは危険ですが、上手くアノマリーを活用していくことも無駄なリスクを回避し、利益を増やす手助けになる時もあるはずです。

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