オセアニア通貨: AUD(オーストラリアドル)
AUD(オーストラリアドル)
・広大な大地を持つオーストラリアは鉄鉱石、石炭などの鉱物資源を豊富に産出する資源国です。羊やオージービーフの産地としても有名で、CAD(カナダドル)と同じように原油や金などのコモディティー市場が高騰すると、AUDも強くなる傾向があります。
加えて、金利政策として高金利であることから、NZD(ニュージーランドドル)と同じように長期的な投資方法のスワップトレードの対象通貨になったりします。
値動きとしては、たまにイギリス連邦の通貨としてGBP(イギリスポンド)と似たような動き方をする時もありますが、地理的に離れており、「オセアニア通貨」として独自の動き方をするのが一般的です。
NZDも含めたオセアニア通貨は米州通貨であるUSD(アメリカドル)やCAD(カナダドル)、欧州通貨であるEUR(ユーロ)、GBP(イギリスポンド)、CHF(スイスフラン)、アジア通貨の代表的な通貨であるJPY(日本円)に比べて取引量が少ないため、スプレッドは大きく、ボラティリティも高めになります。
これは、流動性が少ないということで、ボラティリティも高くなる場合があるというわけで、スワップトレードをする際にも、低レバレッジで運用をすることが重要です。
最近の豪州オーストラリア経済も堅調なので、2007年いっぱいは利上げが実施されなくとも、通貨の強さも堅調さが維持される可能性が高いと思われます。