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最新記事【2007年04月05日】

東京外為市場の午前中によく聞く「仲値」ですが、仲値とは、銀行がその日の対顧客(輸出・輸入企業や個人など)への外国為替業務に適用する、当日の受け渡し公示レートのことを指します。

ご存知の通り、外国為替相場は24時間変動していますが、例えば個人が銀行の窓口で海外旅行のために米ドルを買っておく時に、いちいちその瞬間のレートで為替取引をすることは現実的に難しいですよね。

このため、銀行は毎営業日の午前9:55分頃のスポットレートを基に10時頃に仲値を発表し、原則固定してその日一日中の対顧客向け為替レートとして使用します。

仲値と呼ばれるのは、TTS(Telegraphic Transfer Selling rate:銀行が顧客に外貨を売るレート)とTTB(Telegraphic Transfer Buying rate:銀行が顧客から外貨を買うレート)との真ん中だから、仲値と呼ばれています。

銀行の為替手数料は通常1円ですから、その日の仲値が118円の場合TTSは119円、TTBは117円になります。

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