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最新記事【2007年04月06日】

日銀短観とは、国内の中小企業から大手企業まで約1万社のアンケート結果を基にした国内企業の景況感を表す経済指標です。

日銀短観の正式名称は、企業短期経済観測調査であり、日本銀行が毎年4月、7月、10月、12月の年4回公表しています。

日銀短観は、1万社に対するアンケートの調査から公表まで1ヶ月という短期間で実施しており、国内の景気判断指標の"速報性"という点に特徴を持っています。

日銀短観のなかでも特に注目されるのは、業況判断DI(Diffusion Index:ディフュージョン・インデックス)と呼ばれるものです。

DIとは、アンケートに回答する企業が現在の景気について、1)良い、2)然程良くない、3)悪い、のなかから1つだけ回答し、1)良いと答えた全体の割合から3)悪いと回答した割合を差し引いて求められます。

そのDI値がゼロ以上のプラスならば、景気が良いと判断でき、マイナスならば、景気が悪いと判断することができるわけです。
加えて、プラスの幅や大きくなればなるほど景気が良く、マイナスの幅がおおきくなればなるほど景気が弱いと判断することができます。

速報性と1万社というサンプル数の多さから、日銀短観は日本国内の指標のなかで、最も現状の景況感を指し示している指標であると言われています。

株式相場にも、先物などを中心に大きな影響を与える可能性がありますので、日銀短観は是非ともチェックしておきたい数少ない国内指標の一つです。

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