米州通貨: CAD(カナダドル)
CAD(カナダドル)
・地理的に米国と近く、政治、経済の結びつきも米国と近いことからも、USDと同じような経済政策を取っており、CADの値動きもUSDに近いという特徴があります。金利政策なども基本的には、米国に追随するという形が多いです。
一方で、カナダは原油、天然ガス、木材などの資源国であるため、原油や金などのコモディティー市場が値上がりすると、CADは強くなる傾向があります。この点では、カナダと同様に資源国通貨であるオーストラリアのAUDに近い値動きをする時もあります。
(ちなみに金の生産量は世界5位、石油に関しても世界14位の生産量を誇っています)
感覚的には、USDを70%、AUDを30%混ぜたような通貨と感じてます。
(カナダもオーストラリアと同様、イギリス連邦に所属してますしね)
最近ではCADの金利も4.25%(2007年4月現在)と比較的高金利になってきていますので、高金利通貨としての魅力も出てきています。
基本的には、USDとの相関性が強いことは強いのですが、最近ではCAD独自の動き方をする場合も多々あります。
因みにCADの愛称として「キャンディー」と呼ばれます。