メジャー通貨の特徴
国内の外為証拠金取引業者が扱っているメジャー通貨を中心に、それぞれの特徴を独断と偏見を交えながら、ご説明していきます。
詳しくは後に述べますが、外為市場で取引されるメジャー通貨は、以下の地域ごとに分けることが出来ます。
米州通貨:USD(アメリカドル)、CAD(カナダドル)
欧州通貨:EUR(ユーロ)、GBP(英国ポンド)、CHF(スイスフラン)
オセアニア通貨:AUD(オーストラリアドル)、NZD(ニュージーランドドル)
アジア通貨:JPY(日本円)
その他新興国など:ZAR(南アフリカランド)
もちろん、世界には他にもたくさんの通貨があります。(例えば、アジア通貨の仲間で言えば、中国の人民元、韓国のウォン、タイバーツ、マレーシアリンギなどなど)
しかしながら、マイナー通貨を扱っている外為取引業者が少ないことに加え、マイナー通貨ではスプレッドが広く、つまり取引コストが高くなってしまうので、個人投資家が知るべき通貨としては、上記のメジャー通貨の値動きを押さえておけば基本的に問題ありません。
加えて、マイナー通貨は取引量が少ないため、流動性リスク(リクイディティ・リスク)が高く、とんでもない動きをしたり、売買が一時的に出来ないといった危険性もメジャー通貨に比べて高いので、その点からもさほどオススメはできないとも言えます。
ただし、マイナー通貨の流動性の無さを利用して、大きな値動きを狙うという戦法もあります。この際には、損失をきっちり限定できるよう、いつも以上に厳格なリスク管理をしておく必要があります。