消費者物価指数(日本)
消費者物価指数は、総務省から毎月26日を含む週の金曜日、朝の8:30に発表されます。
消費者物価指数は「総合指数」と「生鮮食品を除く総合指数」の2つが発表されますが、外為市場参会者からは「総合指数」よりも、「生鮮食品を除く総合指数」の方が注目されます。
(生鮮食品は、天候などの影響による豊作、不作などによって、価格変動が大きいため、インフレやデフレの度合いを見るには、生鮮食品を除いた消費者物価指数を見た方が、全体的な物価の動向を正確に把握できると考えられるためです)
日銀が量的緩和を解除する際の指標として、消費者物価指数の前年比上昇率が数ヶ月以上安定的に0%以上となることを条件にしていたことからも注目されていました。
基本的に、消費者物価指数の上昇はインフレ傾向を示すわけであり、利上げへのサポート材料となります。
つまり、市場予測よりも消費者物価指数が高ければ、利上げ思惑によって円が買われるといった反応を示すことが基本の動きになります。(勿論、事前にどれだけ市場が織り込んでいたかによって、実際の値動きは変わってきますが)
消費者物価指数は、英語のConsumer Price Indexを略してCPIとも呼ばれます。