貿易収支(日本)
貿易収支は、商品つまり「モノ」の輸出入の収支を表す経済指標です。
貿易収支は、サービス取引の収支である「サービス収支」、投資収益(直接投資や証券投資)による収支である「所得収支」、途上国への経済援助など対価は伴わない取引の収支である「経常移転収支」と共に、経常収支を構成しています。
(つまり、経常収支=貿易収支、サービス収支、所得収支、経常移転収支)
輸出の方が多ければ貿易収支は黒字となり、輸入の方が多ければ貿易赤字となります。最近では日本も他の先進国と同じように他国への投資からの収益である所得収支が増えてきていますが、外為相場では貿易収支が注目されます。
日本も2006年度には2年連続で、所得収支が貿易収支を上回ってきており2006年度における所得収支の黒字は14兆2390億円、貿易黒字は10兆5145億円となっており、輸出中心の国から海外からの投資収益を得る債権国に変化しつつあることが分かります。