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香港ドル(HKD)

香港では、中国の人民元ではなく、香港ドル(HKD)を採用しています。香港ドルの大きな特徴は、ドル・ペッグ制を採っている点です。

ペッグ制とは、一種の固定相場制のことであり、特定の通貨との為替レートをある一定の範囲に保つ制度のことを指します。

香港ドルの場合、具体的には1USD=7.75〜7.85香港ドルの間で変動が認められています。もし仮に、この7.75〜7.85の範囲を超えた場合には、香港当局が市場に介入して、この範囲内に収まるように市場を誘導します。

このため、米ドルと香港ドルの金利差が有る場合、為替リスクを抑えながらスワップ金利を取るというキャリートレードに活用することもできます。

しかしながら、米ドルと香港ドルの金利差が大きくなければスワップ金利も年利で1%程度ということも発生するため、それだったら日本国債を買った方がいいという場合もあります。
(為替リスクは抑制することができますが、政策金利の変更によるリスクはあるということですね)

加えて、香港ドルは中国ということから人民元との相関性があると思われがちですが、基本はドル・ペッグ制ですので米ドルと連動します。

ただ、人民元の代替通貨として香港ドルの売買がされるということは否めませんので、完全に人民元と無関係とも言えません。(中国・人民元の動きにつられるということが普通に発生するという意味です)

外為マイナー通貨の特徴

外為証拠金取引(FX)で取り扱うことのできるマイナー通貨についてご説明します。

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